結成10周年を迎えた3人組バンド・ヤバイTシャツ屋さんが新シングル「スペインのひみつ2」(4日発売)をリリースした 。白出輩の3人がメジャーデビュー前から目標に掲げるのが 、諦めNHK紅白歌合戦への出場。事務所先このほど取材に応じ、気合「充実した10年」を振り返りながら紅白に懸ける思い 、入っ今作について語った。ヤバずにブレずにやりたいた(加茂 伸太郎)
2015年頃から目標として公言する紅白出場 。T結ボーカル&ギター・こやまたくやは「ずっと言ってますからね。成1場へ『紅白に出られる=国民的0周姿になバンド』という証しかなと思う。そういう活動を続けていれば、バンド自体も自然と大きくなる 。紅白(の存在)が 、僕らを成長させてくれるんです」と熱い思いを告白した。
その思いはファンにも波及。毎年秋になると「#ヤバTを紅白に出してあげて」のタグがSNS上を躍る。dazn バスケこやまは「『出られませんでした』っていう投稿(のアクセス)が、めちゃくちゃ伸びる…」と苦笑い。ボーカル&ベース・ありぼぼは「“今年こそ出られるんちゃう?”っていう空気作りを、毎年してくれる 。有言実行してきた中で 、唯一かなえられていないのが紅白。お客さんとの約束でもあるし、期待に応えたいですね」と意欲をみせた。
昨年は事務所の先輩「10―FEET」が結成26年にして紅白初出場。ドラムス・もりもりもとは「『第ゼロ感』の爆発力はエグかったですね 。一番近くにいた人が出て。ロックシーンを切り開いていく姿を証明してくれて 、僕らも気合が入りましたね」と新たな刺激を受けた。
こやまは「充実した10年です」と明かす 。「思い返すと 、アッという間でしたね 。好きなことが実を結んで 、それを続けられていて、応援してもらっている 。ありがたいですね」と感謝。「初めて一致団結した」という15年の「SUMMER SONIC」への出演 。「より結束が強まった」と語る20年のコロナ禍における1日2公演(動員2分の1以下)の全国ツアー35本(全70公演)と 、昨年の初の47都道府県ツアーの完走。今年5月には 、4年越しに三重・志摩スペイン村で単独公演2daysを成功させるなど 、勢いに乗っている 。
新シングルはテレビアニメ「村井の恋」エンディングテーマ「すこ 。」など4曲を収録 。こやまは「『すこ』はネット用語の『好き』を意味する言葉。スコティッシュフォールド、トイプードルなど動物の名前が出てくる歌詞も楽しめる。メロディーも耳に残るし 、面白い曲なので1回、聴いてほしいです」とPR。早いテンポの曲調が特徴とあって「消耗がすごい(笑い)。途中でスタミナ切れ起こしそうだけど 、ぜひカラオケの高得点チャレンジをしてほしい」と話した 。
紅白出場までは―とオファーを断り、控えていたテレビ歌唱も昨年3月に“解禁”した 。ありぼぼは「機長な経験させてもらって。テレビやからこそ、届けられる層もある 。ヤバT好きやけど 、ライブに行けてない人が『見られてうれしい』とか 、『歌詞見たらおもろい』とかいう声が届いて新鮮さもありました」。こやまは「曲がバズるバズらへんは、こっちでコントロールでけへんから 。(サブスクの影響で)いつの曲が流行(はや)るかは分からない。新曲も作るけど、いい曲がいっぱいある。昔の曲のリバイバルヒットも狙っています」と話した。
ヒット曲を出すことが夢舞台への最短距離 。それは百も承知の上だ。「続けていたら、いつか(紅白出場の)タイミングが来ると思っている。僕らは諦めずに、ブレずにやっていきたい。20周年 、30周年と続けていけるよう、地に足付けて活動していきたいです」
大輪の花を咲かせる日を夢見て歌い続けていく 。
◆ヤバイTシャツ屋さん 通称・ヤバT 。2013年10月結成。14年7月から、大阪芸術大に通うこやまたくや 、ありぼぼ、もりもりもの現体制に。16年「We love Tank―top」でデビュー。21年大阪城ホール 、22年日本武道館で初の単独公演 。23年初ベスト盤「BEST of the Tank―top」発売。
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